手紙を一通書きましたきっと最初で最期の手紙でしょう
ごめんねと云ったならきみは哀しげな顔で怒るから
ありがとうありがとうありがとう
云い切れないほどの感謝とそして最上級の愛をきみに
(嗚呼だけれどぼくはきみのいる空の住所を知らないのです宛名だけが空白のまま手紙はぼくの引き出しの中に納まっています)


(燃やせば届きますか灰は空まで昇るでしょうか)